発毛育毛ブログ検証②~薬や健康食品~
健康食品 抗ガン剤 排泄機能 毛母細胞 発毛メカニズム 老廃物 育毛法 過剰摂取 頭皮下
こんにちは。
今日拝見させていただいたブログ内容はかなり良いブログでした。
ちゃんと理解している方のブログでしたが、一部「??」と思える点がありましたので、書いてみようと思います。
薬・健康食品の過剰摂取
薬や健康食品などの常用により諸成分が老廃物となって頭皮下に蓄積されます。結果、髪の毛の排泄機能を超える老廃物が毛母細胞を弱らせてしまいます。薬物の使用を毛髪で調べたり、抗ガン剤の副作用で髪が抜けるのもこのためです。老廃物は加齢によっても蓄積されます。 |
このブログは2部構成で、「間違いだらけの育毛法」と「発毛メカニズム」に分かれているのですが、その中の発毛メカニズムの脱毛の原因というところです。
ここには色んな脱毛原因が書かれていました。
そのほとんどは的を得た内容になっていたのですが、上記小見出し内の内容に関してだけは少し補足と訂正を入れさせていただきたいと思います。
薬や健康食品などの常用により諸成分が老廃物となって頭皮下に蓄積されます。
頭皮下に蓄積されると書いてありますが、諸成分が水溶性のもの、脂溶性のものがあり、その性質で違てきます。そして、体内に残留するものはそのほとんどが脂溶性のものであるといわれていますので、頭皮下に蓄積するという事はまずないでしょう。何故なら、頭皮には皮下脂肪がほとんどないからです。
ただ、服用量がご自分の許容量を超えている場合、肝臓で解毒分解されず、血液にのって全身をめぐりますので毛乳頭から毛母細胞への影響がないとは言い切れません。
それよりも、解毒分解の働きをしている肝臓が過剰に働くため、亜鉛の消費が多くなり、たんぱく質を合成する代謝酵素に必要な亜鉛不足になって毛髪の成長に支障をきたすことが考えられます。
髪の毛の排泄機能を超える老廃物が毛母細胞を弱らせてしまいます。
これも間違いではないのですが、老廃物、特に化学物質(食品添加物を含む)などが活性酸素を生成し、活性酸素の悪影響として毛母細胞や毛乳頭の発育阻害をするといた方がいいと思います。
抗ガン剤の副作用で髪が抜けるのもこのためです
この文章の流れからすると、頭皮下に蓄積するという観点から、抗がん剤の影響が出るといたとらえられ方をするかと思いますが、抗がん剤が脱毛を起こしてしまうメカニズムは違います。
抗がん剤はがん細胞をやっつけてくれるお薬という前提で話をします。
何故このような前提を置くのかというと、抗がん剤はがん細胞にだけではなく、健康な細胞にも作用し、細胞を殺してしまう恐ろしい薬だからです。
確かに抗がん剤による脱毛はあります。
それは何故か!?
それは、抗がん剤ががん細胞という細胞分裂が早い細胞をターゲットとし、癌細胞だけに効果があるように一応設計されているので、毛母細胞のように細胞分裂の早い細胞にも作用してしまうのです。
抗がん剤は毒性が強く、その細胞にたどり着くと強烈な活性酸素を発生させ細胞を殺していきます。
それが毛母細胞辺りで発生し脱毛へと導いていきます。
ですので、頭皮下に蓄積するという事ではないのです。
薬物の使用を毛髪で調べたり
これに関しては、そもそも毛髪の役割としての1つに「排泄器官」としての役割があるので、毛髪は身体に不要な重金属等を髪の毛にため込み抜けることで体外に排出するという役割があるので、毛髪を調べることで過去(長さによるが)に摂取した薬や薬物などがわかるのです。
現在の食品添加物過多の時代、食品添加物等も判るのではないかと思います。
もう一度言いますが、このブログの内容はかなり私が考えているものと合致し、突っ込みどころが少なかったのですが、上記部分が少し気になりましたので補足させていただきました。